結果が有効であることを保証するために、次のデータ要件に従う必要があります。
AIAG法(デフォルト)
- 各分析部品には既知の測定値が必要である
- 参照値とは、部品の既知の標準測定値です。参照値は測定システム分析時に比較のマスター値として使用されます。たとえば、既知の重さが0.025gの部品を使用してスケールを較正します。
- 目的の公差限界全体にわたる8つの部品を選択する
- ゲージの偏りを調べるには、目的の公差限界全体にわたり、ほぼ等間隔の8つの部品を分析のために選択します。
- 最小許容数は0、最大許容数は20にする必要がある
- 下側公差限界を指定する場合は、最も小さな部品の許容数が0で、最も大きな部品の許容数は20であることが必要です。
- 上側公差限界を指定する場合は、最も小さな部品の許容数が20で、最も大きな部品の許容数は0であることが必要です。
- 残りの6つの部品は許容数が1以上19以下であることが必要です。
注
偏りの計算を含む完全分析の場合、ちょうど8つの部品が必要で、そのうちの1つは最小の許容数、1つは最大の許容数、6つは1~19の許容数であることが必要です。
- 許容数が1~19の部品が6つ未満の場合は、分析は実行されません。
- 許容数が1~19の部品が7つ以上の場合は、偏りは評価されません。
- 8つ以上の部品があり、許容数が1~19の部品はちょうど6つで、許容数が0と20の部品が余分にある場合には、0と20の余分の部品を無視して分析が実行されます。
- 各部品をゲージで複数回測定する必要がある
- AIAG法では、完全分析には部品ごとにちょうど20回ずつの試行が必要です。Minitabでは、15回以上の試行があれば部分分析が実行されますが、部品ごとに20回の試行がない場合は、偏りは計算されません。
回帰法
- 各参照部品には既知の測定値が必要である
- 参照値とは、参照部品の既知の標準測定値です。参照値は測定システム分析時に比較のマスター値として使用されます。たとえば、既知の重さが0.025gの参照部品を使用してスケールを較正します。
- 目的の公差限界全体にわたる8つ以上の部品を選択する
- ゲージの偏りを調べるには、目的の公差限界全体にわたり、ほぼ等間隔の8つ以上の部品を分析のために選択します。
- 各部品をゲージで複数回測定する必要がある
- 回帰法では、部品ごとに15回以上の試行が必要です。
- 最小許容数は0、最大許容数は部品の測定回数にする必要がある
- 下側公差限界を指定する場合は、最も小さな部品の許容数が0で、最も大きな部品の許容数は可能な最大数であることが必要です(回帰法では15以上)。
- 上側公差限界を指定する場合は、最も小さな部品の許容数が可能な最大数(回帰法では15以上)で、最も大きな部品の許容数は0であることが必要です。
- 許容数が1から最大数までの部品が6つ以上あることが必要です。