属性の一致性分析の評価一致

評価一致表のすべての統計量の定義と解釈について解説します。

検査者

各検査者の名前または番号。

検査数

評価された項目の合計数。

一致数

一致数は、検査者の評価が一致した回数です。一致数は、一致表ごとに異なる意味を持ちます。
検査者内表の一致数
検査者の各サンプルに対する評価が同じになった回数。
たとえば、ある検査者が各試行で50個のサンプルすべての評価が同じである場合などです。
各検査者対標準表の一致数
検査者が各サンプルを正しく評価した回数。
たとえば、ある検査者が各試行で50個のサンプルのうち46個を正しく評価した場合などです。
検査者間表の一致数
検査者の評価がお互いに一致した回数。
たとえば、各試行で50個のサンプルのうち37個ですべての検査者の評価が一致した場合などです。
すべての検査者対標準表の一致数
すべての試行ですべての検査者がサンプルを正しく評価した回数。
たとえば、すべての評価者が50個のサンプルのうち37個をすべての試行で一貫して正しく評価した場合などです。

パーセント

パーセントは、検査者の評価が一致した回数の割合です。一致率は、一致表ごとに異なる意味を持ちます。
検査者内表のパーセント
検査者の各サンプルに対する評価が同じになった回数の割合。
たとえば、ある検査者が各試行で50個のサンプルすべての評価が同じである場合、100%の一致になります。
各検査者対標準表のパーセント
検査者が各サンプルを正しく評価した回数の割合。
たとえば、ある検査者が各試行で50個のサンプルのうち46個を正しく評価した場合、92%の一致になります。
検査者間表のパーセント
検査者の評価が互いに一致した回数の割合。
たとえば、すべての試行で50個のサンプルのうち37個ですべての検査者の評価が一致した場合、74%の一致になります。
すべての検査者対標準表のパーセント
すべての試行ですべての検査者がサンプルを正しく評価した回数の割合。
たとえば、すべての評価者が50個のサンプルのうち37個をすべての試行で一貫して正しく評価した場合、74%の一致になります。

95%信頼区間

信頼区間は、検査者の評価が互いに一致または標準値と一致するパーセンテージの可能性のある値の範囲です。

95%信頼区間は、代表サンプルのデータから計算されるため、可能性のある値の範囲は分析を実行するたびに少しずつ異なります。95%信頼水準は、この分析を100回実行すると、およそ95回は信頼区間に真の一致率が含まれていることを示しています。真の一致率とは、分析のためのサンプルだけでなく、工程で実際に一致するパーセンテージを表します。

検査者内表の95%信頼区間
この信頼区間は、検査者の評価が一貫しているサンプルのパーセンテージの可能性のある値の範囲です。
たとえば、ある検査者が両方の試行で50個のサンプルすべての評価が同じである場合、100%の一致になり、信頼区間は94.18%~100%になります。
各検査者対標準表の95%信頼区間
この信頼区間は、検査者がすべての試行で正しく評価したサンプルのパーセンテージの可能性のある値の範囲です。
たとえば、ある検査者が50個のサンプルのうち46個を正しく評価した場合、92%の一致になり、信頼区間は80.77%~97.78%になります。
検査者間表の95%信頼区間
この信頼区間は、すべての検査者の評価が一貫しているサンプルのパーセンテージの可能性のある値の範囲です。
たとえば、すべて検査者がすべての試行で50個のサンプルのうち37個の評価が同じである場合、74%の一致になり、信頼区間は59.66%~85.37%になります。
すべての検査者対標準表の95%信頼区間
この信頼区間は、すべての検査者の評価が一貫して正しいサンプルのパーセンテージの可能性のある値の範囲です。
たとえば、すべて検査者がすべての試行で50個のサンプルのうち37個の評価が一貫して正しい場合、74%の一致になり、信頼区間は59.66%~85.37%になります。