時間重み付き管理図では、目標値からの比較的小さなシフトを検出できます。時間重み付き管理図は、工程の平均が若干シフトした場合、I-MR管理図、Xbar-R管理図、Xbar-S管理図よりも管理外になりやすい傾向にあります。たとえば、フライス盤で加工する部品を別の部品に精密に取り付けなければならず、フライス盤工程はすでに管理された状態になっているとします。この場合は、時間重み付き管理図を使用して、工程の小さなシフトを検出できます。
時間重み付き管理図は、個々の観測値またはサブグループデータで使用できます。