ゾーン管理図のすべての統計量およびグラフ

ゾーン管理図で使用されるすべての統計量およびグラフの定義と解釈について解説します。

プロットされた点

プロットされた点は、中心線から1標準偏差、2標準偏差、3標準偏差にある「ゾーン」に基づいた累積スコアです。

解釈

累積スコアは、プロットされた点の重みの和です。点が中心線を横切るたびに、累積スコアはゼロにリセットされます。各累積スコアは、工程が正常に管理されているかどうか判断するのに役立ちます。累積スコアが8以上の場合、工程が管理外にあることを表します。

ゾーンスコア

ゾーン管理図には、それぞれ異なる重みを持つ4つのゾーンがあります。
  • ゾーン1は中心線と1σの間で、重みは0
  • ゾーン2は1σと2σの間で、重みは2
  • ゾーン3は2σと3σの間で、重みは4
  • ゾーン4は3σを超え、重みは8

解釈

累積スコアは、プロットされた点の重みの和です。点が中心線を横切るたびに、累積スコアはゼロにリセットされます。各累積スコアは、工程が正常に管理されているかどうか判断するのに役立ちます。累積スコアが8以上の場合、工程が管理外にあることを表します。

中心線

ゾーン管理図の中心線は、個々の観測値またはサブグループ平均値の全体平均値です。

解釈

中心線を使用して、工程の性能と平均値の比較を観測します。

注意

中心線は、工程の目標値とは異なることに注意してください。目標値とは、望ましい結果のことであり、実際の結果ではありません。中心線は実際の結果です。

標準偏差

標準偏差は、データの全体的な変動性を測定します。Minitabでは管理図に標準偏差は表示されませんが、中心線と管理限界の計算に標準偏差が使用されます。ワークシートに標準偏差を保存するには、[オプション]ダイアログボックスの保存タブで標準偏差を選択します。

ステージ

ステージを使用して、一定期間における工程の変化の様子を示す履歴データ管理図を作成します。詳細は、工程がどのように変化したのかを示すステージの追加を参照してください。

解釈

たとえば、次のゾーン管理図には3つのステージが含まれます。