I-MR-R/S管理図の例

あるプラスチック部品会社の品質エンジニアが、射出成形工程を監視します。機械には5個の部品を同時に生産する金型が付いています。エンジニアは、5個の部品から成るサブグループを20個収集します。そして、同時に生産された部品間のサブグループ内変動とバッチ間のサブグループ間変動の両方を監視します。

エンジニアは、射出成形工程を監視するためにI-MR-R/S管理図を作成します。

  1. 標本データを開く、 射出成形.MTW.
  2. 統計 > 管理図 > 変数管理図 - サブグループ > I-MR-R/S(サブグループ間/内)を選択します。
  3. ドロップダウンリストから、すべての観測値が1つの列にあるを選択して、部品を入力します。
  4. サブグループサイズサブグループを入力します。
  5. I-MR-R/Sオプションをクリックします。
  6. 検定タブをクリックし、1点>中心線からのK標準偏差(検定1)および連続するK点が中心線の片側にある(検定2)を選択します。
    特定の状況でどのテストが適用されるのかわからない場合は、検定1と2を使用します。
  7. 各ダイアログボックスでOKをクリックします。

結果を解釈する

移動範囲管理図の検定1で1つのサブグループが不合格になり、R管理図の検定1で1つの点が不合格になりました。サブグループ間変動とサブグループ内変動が管理外れです。I管理図の特殊原因の検定で不合格になったサブグループはありません。I管理図では工程場所での管理欠如を示す証拠は見られません。

部品のI-MR-R/S (サブグループ間/内) 管理図

部品のサブグループ平均のMR管理図の検定結果

検定1。1点が中心線から3.00標準偏差を超えています。 検定が不合格となった点: 14

部品R管理図の検定結果

検定1。1点が中心線から3.00標準偏差を超えています。 検定が不合格となった点: 8

部品のI-MR-R/S標準偏差

標準偏差 サブグループ間 0.165737 サブグループ内 0.243244 サブグループ間/内 0.294341 * 警告 * 新しいデータでグラフが更新された場合、上記の結果が正しくなくなることが あります。