Z-MR管理図のデータに関する考慮事項

有効な結果が確実に得られるようにするため、データの収集、分析の実行、結果の解釈時には、次のガイドラインを考慮してください。

データは連続量でなければならない

データが不良または欠陥の度数である場合は、P管理図U管理図などの計数管理図を使用します。

データはショートラン工程から収集される

データがショートラン工程からのデータではない場合、サブグループのデータについてはXbar-R管理図またはXbar-S管理図を使用し、個々のデータについてはI-MR管理図を使用します。

データは時間順になっている必要がある

管理図では継時的な変化を検出するので、データの順序が重要です。データは収集した順番で、古いものを先頭にワークシートに入力していきます。

データは適切な時間間隔で収集する必要がある

1時間ごと、シフトごと、1日ごと、などの等しい時間間隔でデータを収集します。時間間隔は、工程における変化が起こったらすぐに特定できるような、適切な短さのものを選択します。