標準偏差の次の倍数に、管理図に追加標準偏差ラインを表示するための値を1つ以上入力します。
管理限界の下限と上限を指定できます。計算された管理限界が指定した値よりも中心線から離れている場合、管理限界の代わりに下限/上限が表示されます。下限には「LB」、上限には「UB」のラベルが付けられます。
上限と下限は、特殊原因についてのテストの計算には影響しません。
デフォルトでは、実際のサブグループサイズを使用して管理限界が計算されます。EWMA管理図では、サブグループサイズが一定の場合でも、管理限界はプロットされる点が増えるにつれて着実に収束します。サブグループサイズが異なる場合は、一定のサブグループサイズを仮定して収束を平滑化できます。サブグループの大きさが等しくない場合、以下により管理限界を計算するですべてのサブグループの大きさが次の値であると仮定を選択し、サブグループサイズを入力します。
このオプションは、すべてのサブグループのサイズが同じであるはずにも関わらず、一部のサブグループのサイズが異なる場合に特に便利です。たとえば、一部のサブグループは測定ミスによってサイズが小さくなる場合があります。その場合、サブグループサイズを正しいサイズに設定します。
サブグループサイズを指定するときに、管理限界の計算を変更します。これにより、特殊原因についてのテストの結果が変更される可能性があります。このオプションは、サブグループサイズの差が小さい場合にのみ使用します。サブグループサイズの差が25%を超える場合、このオプションは使用しないでください。たとえば、最大のサブグループに観測値が10個あり、最小のサブグループに観測値が8個ある場合、その差は20%((10 – 8) / 10 = 0.2 = 20%)です。
たとえば、次の管理図のデータは同じですが、2番目の管理図の管理限界は固定のサブグループサイズに基づいて計算されています。