EWMA管理図では、指数重み付き移動平均がプロットされます。プロットされた各点には、指定した重みに基づき、以前の全サブグループまたは全観測値からの情報が組み入れられます。中心線は、工程平均です。管理限界は中心線から上下3標準偏差に設定され、観測値における期待変動量を示します。
赤の点は、その点が中心線から上下3標準偏差を超えていることを示しています。管理図に管理外の点がある場合は、それらの点を調査します。管理外の点は、工程パラメータの推定値に影響し、管理限界で工程が正確に表されない可能性があります。特殊原因による管理外の点がある場合、それらの点を計算から除外することを検討します。詳細は、EWMA(指数重み付き移動平均)管理図のパラメータを推定する方法を指定するを参照してください。
これらの結果では、4点が下側管理限界より下にあります。工程水準のシフトが点5から発生しているようです。特殊原因による変動について、この工程を調べる必要があります。
赤い点にポインタを置くと、その観測値の詳細が表示されます。
特殊原因についての検定に失敗したサブグループを調べます。デフォルトでは、管理限界の外にある点を検出する検定1のみが行われます。追加の検定を行うと、点は複数の検定で不合格となる可能性があります。次に示すように、出力には各検定で具体的にどの点が不合格となったかが表示されます。