表形式CUSUM管理図にプロットされた点は、目標値からの各サンプル値の偏差の累積和(CUSUM)を表します。
表形式CUSUM管理図の中心線は0に位置します。
管理限界と規格限界を混同しないようにしてください。規格限界は顧客要件を表し、工程における望ましい変動量を示します。管理限界は、サンプルデータ内の実際の変動量を表します。したがって、工程は、正常に管理されているにも関わらず規格限界を満たさない場合があります。
V-mask CUSUM管理図にプロットされた点は、目標値からのサンプル値の偏差の累積和です。
V-mask CUSUM管理図の工程を評価するには、V-maskを使用します。V-maskは目標値からの偏差を標準化し、その値から偏差をプロットします。V-maskを対象となる観測値(多くの場合最新のサブグループ)で中心化します。
プロットされた点がVの両翼内に入る場合、その工程は統計的管理下にあると仮定できます。
標準偏差は、データの全体的な変動性を測定します。Minitabでは管理図に標準偏差は表示されませんが、中心線と管理限界の計算に標準偏差が使用されます。ワークシートに標準偏差を保存するには、[オプション]ダイアログボックスの保存タブで標準偏差を選択します。
ステージを使用して、一定期間における工程の変化の様子を示す履歴データ管理図を作成します。Minitabでは、デフォルトでステージごとに中心線と管理限界を再計算します。詳細は、工程がどのように変化したのかを示すステージの追加を参照してください。
この履歴データ管理図には、新しい手順の実装前、実装中、および実装後を表す、工程の3つのステージが示されています。