ある自動車エンジン組み立て工場の品質エンジニアが、エンジン内のクランク軸の動作を監視します。エンジンの稼動中は、クランク軸が基準位置から一定の距離だけ上下に動きます。エンジニアは、9月28日から10月15日まで1日に5回の測定を行い、その後10月18日から25日まで1日に10回の測定を行います。
品質技師がCUSUM管理図を作成して、クランクシャフトの動きの小さなずれを監視します。
この例は表形式CUSUMを表しています。上側CUSUMは工程水準の上方向へのずれを検出し、下側CUSUMは下方向へのずれを検出します。上側CUSUMラインではサブグループ4~10が上側管理限界の外にあることが表示され、目標からの小さなずれを示唆しています。