P管理図診断の概要

P管理図診断を使用して、不良データの過分散または過小分散についてテストします。 不良品は、1つ以上の欠陥があり、許容できないものを指します。 過分散の場合には、従来のP管理図での管理限界外の点の数が増える可能性があります。一方、過小分散の場合には、従来のP管理図での管理限界外の点の数が過度に少なくなる可能性があります。Laney P'管理図では、これらの状態が調整されます。

たとえば、ある病院の放射線科で、撮像エラーのために再検査が必要となる患者の比率を追跡するとします。同科では、患者数が多いため、P管理図診断テストを使用してデータに過分散がないかどうかをチェックします。期待変動に対する観測変動の比率は175.7%です。この値は、上側信頼限界値136.6%より大きいため、過分散になっていることを示します。部門では、従来のP管理図の代わりにLaney P'管理図を使用して、不良品の比率を追跡する必要があります。

この分析の場所

P管理図診断テストを実行するには、統計 > 管理図 > 計数管理図 > P管理図診断を選択します。

代替テストを使用する場合

不良品は、1つ以上の欠陥があり、許容できないものを指します。品目が不良品か非不良品かどうかのみ判断できる場合は、この検定を使用します。各品目の欠陥数を数えることができる場合は、U管理図診断を使用します。