Laney U'管理図(U'の読みは「Uプライム」)を使用して、工程での欠陥率を監視し、データの過分散または過小分散を調整することができます。過分散の場合には、従来のU管理図での管理限界外の点の数が増える可能性があります。一方、過小分散の場合には、従来のU管理図での管理限界外の点の数が過度に少なくなる可能性があります。Laney U'管理図では、これらの状態が調整されます。 詳細は、過分散と過小分散を参照してください。
たとえば、ある病院の請求部門のマネージャが、病院から患者に送付される請求書の間違いの数を追跡するとします。 請求書の数が多く、データが過分散になっているため、マネージャは従来のU管理図の代わりにLaney U'管理図を使用して欠陥率を監視します。管理図には、請求書あたりの間違いの平均数がおよそ0.004であり、その工程は管理されていることが示されています。
レイニーU管理図を作成するには、を選択します。
各品目が不良品か非不良品かどうかのみ判断できる場合は、P管理図またはLaney P′管理図を使用して欠陥品の比率をプロットするか、またはNP管理図を使用して欠陥品の数をプロットします。