Laney P'管理図(P'の読みは「Pプライム」)を使用して、工程で発生する不良品の比率を監視し、データの過分散または過小分散を調整することができます。過分散の場合には、従来のP管理図での管理限界外の点の数が増える可能性があります。一方、過小分散の場合には、従来のP管理図での管理限界外の点の数が過度に少なくなる可能性があります。Laney P'管理図では、これらの状態が調整されます。詳細は、過分散と過小分散を参照してください。
たとえば、ある病院の放射線科で、撮像エラーのために再検査が必要となる患者の比率を追跡するとします。手順の平均数が多く、データが過分散であることを示しているため、スタッフは従来のP管理図ではなくLaney P'管理図を使用して患者のカルテを監視することにします。管理図には、平均でおよそ0.88%の患者が再検査を必要とすることが示されています。サブグループ31の不良率は管理外です。
Laney P'管理図を作成するには、を選択します。
各品目の欠陥の数を数えることができる場合は、U管理図、Laney U′管理図、C管理図を使用して、単位あたりの欠陥数をプロットします。