Ppは、指定されたパラメータ値を使用して計算されるか、分析に使用される分布の最尤法を使用して推定されます。Minitabでは、Pp統計量は、で選択された設定に応じて、Zスコア法(デフォルト)またはISO法を使用して計算されます。次の計算式は、デフォルトの許容限界K=6に基づいており、デフォルトでの許容限界の幅は6標準偏差(工程平均のそれぞれの側で3標準偏差)です。
用語 | 説明 |
---|---|
Zlsl | Φ–1(p1) |
Zusl | Φ–1(p2) |
Φ–1(p) | p * 標準正規分布の第100百分位数 |
p1 | Prob (X ≤ LSL) |
p2 | Prob (X ≤ USL) |
X | Xは分析に使用される分布に従う |
用語 | 説明 |
---|---|
USL | 上側規格限界 |
LSL | 下側規格限界 |
X0.99865 | 指定された分布の99.865百分位数 |
X0.00135 | 指定された分布の0.135百分位数 |
規格限界外にあると期待される、100万個あたりの部品数は、次のように計算されます。
PPM Total(全体期待) = PPM < LSL(全体期待) + PPM > USL(全体期待)
PPM Total(期待全体) = [1,000,000 * F(LSL)]+ [1,000,000 * (1 – F(USL))]
用語 | 説明 |
---|---|
F(X) | 推定パラメータまたは指定パラメータに基づいて分析で使用される分布の累積分布関数(CDF) |
LSL | 下側規格限界 |
USL | 上側規格限界 |
PPM | 100万個あたりの部品数 |
工程能力全体のベンチマークZ統計量は、対応する統計量の標準正規(0,1)分布を使用してZ値を見つけることによって計算されます。
PPLとPPUは分析で使用される方法(ISOまたはMinitab)に基づいています。詳細は、非正規能力分析における全体の工程能力測定の方法と計算式を参照してください。計算式は、デフォルトの許容限界K=6に基づいています。デフォルトでの許容限界の幅は6標準偏差(工程平均のそれぞれの側で3標準偏差)。
用語 | 説明 |
---|---|
P1 | 分析で使用される非正規分布および指定するパラメータ(または、データから推定されるパラメータ)に基づく確率(観測値 < LSL) |
P2 | 分析で使用される非正規分布および指定するパラメータ(または、データから推定されるパラメータ)に基づく確率(観測値 > USL) |
Φ (X) | 標準正規分布の累積分布関数(CDF) |
Φ–1 (X) | 標準正規分布の逆累積分布関数(ICDF) |