工程において、サブグループ間で大きな変動が発生する場合には、Capability Sixpack間/内を使用して、サブグループ間/内工程分析の仮定を評価し、工程能力の主要なインデックスのみを評価します。この分析方法を使用することにより、次の分析を行うことができます。
分析を実行するには、下側または上側(または両方)の規格限界を指定して工程の要件を定義する必要があります。この分析では、規格限界に対して工程データの広がりが評価されます。工程に十分な能力がある場合、工程広がりは規格広がりよりも小さくなります。この分析では、工程が中心化されており、目標値が達成されているかどうかも示すこともできます。さらに、規格を満たさない製品の比率が推定されます。
たとえば、あるエンジニアが、サブグループ内変動とサブグループ間変動の両方を考慮して用紙のコーティング工程の工程能力を評価するとします。サブグループ内変動は、1ロール内のコーティング厚さの変動です。サブグループ間変動は、機械のリセット時に発生する可能性があるロール間の変動です。エンジニアは、サブグループ間/内Capability Sixpackを実行して、主要な工程能力インデックスを迅速に評価し、その分析の仮定を評価します。
サブグループ間/内のCapability Sixpackを実行するには、を選択します。
工程能力測度のより完全なセットを評価するには、主要なインデックスに加えて、工程能力分析間/内を使用します。
非正規工程能力分析を使用するときの仮定を評価する場合は、非正規工程能力シックスパックを使用します。