多重変数の正規工程能力分析における潜在的な工程能力測定の方法と計算式

Cp

表記

用語説明
USL上側規格限界
LSL下側規格限界
Tolerσ公差の乗数(デフォルト値として6が使用されます)
サブグループ内標準偏差

Cpの信頼区間限界

Cpの(1 -α) 100%信頼区間は、次のように計算されます。

ここで、vは、σ2withinの推定に使用される方法に基づいて計算されます。

  • 併合標準偏差: ν = Σ (ni- 1)
  • 移動範囲平均および移動範囲中央値: ν ≈ k – Rspan + 1
  • MSSDの平方根: ν = k - 1
  • Rbar: ν = 0.9 k (n - 1)
  • Sbar: ν = fn k (n - 1)、ここでfnは、次の表に示すように、nに応じて変化する調整係数です。
n fn
2 0.88
3 0.92
4 0.94
5 0.95
6, 7 0.96
8, 9 0.97
10-17 0.98
18-64 0.99
65- 1.00

表記

用語説明
χ2α,ν自由度がνのカイ二乗分布の第α百分位数
α信頼水準のアルファ
ν自由度
σ2withinサブグループ内分散
nii番目のサブグループサイズ
kサンプル数
Rspan移動範囲の長さ
n平均サンプルサイズ(Σ ni / k)

CPL

表記

用語説明
工程平均(サンプルデータから推定、または経験値)
LSL下側規格限界
Tolerσ公差の乗数(デフォルト値として6が使用されます)
サブグループ内標準偏差

CPU

表記

用語説明
USL上側規格限界
工程平均(サンプルデータから推定、または経験値)
Tolerσ公差の乗数(デフォルト値として6が使用されます)
サブグループ内標準偏差

Cpk

Cpkの信頼区間限界

Cpkの(1 -α) 100%信頼区間は、次のように計算されます。

表記

用語説明
N観測値の総数
α信頼水準のアルファ
vσ2withinを推定するために使用される方法に基づく自由度(vの計算に関する情報については、Cpの信頼区間限界に関するセクションを参照してください)
Tolerσ公差の乗数(デフォルト値として6が使用されます)
Z1-α/2標準正規分布の第1-α/2百分位数

CCpk

CCpkは、LSL、USL、およびTの既知の値に基づいて計算されます。

既知の値 CCpk
USLのみ
LSLのみ
LSLとUSL

ここで、

表記

用語説明
母平均の推定量
USL上側規格限界
LSL下側規格限界
サブグループ内標準偏差
観測値の平均
Tolerσ公差の乗数(デフォルト値として6が使用されます)