計数抜取検査計画と変数抜取検査計画の比較

一般に計数計画は、変数計画よりも使いやすくなっています。N単位のロットまたは現行の生産からn単位のサンプルをランダムに選択します。不良品がc個以内であればロットを合格とします。不良品がc個を超える場合は、ロットを不合格とします。たとえば、ボルト10,000個の出荷があります。そのうち89個を検査します。不良ボルトが0、1、または2個であれば、出荷を受け入れます。不良品が2個を超える場合は、ボルトのロット全体を不合格とします。

また、変数抜取計画では、1つの抜取計画につき1つの測定しか調べることができません。たとえば、ウェーハの厚さと幅を検査する必要がある場合は、2つの抜取計画が必要になります。変数抜取計画では、品質特性の分布が正規であると仮定します。変数データを使用することの主な利点は、変数抜取計画で必要とされるサンプルサイズは計数抜取計画よりもかなり小さいということです。