ロットあたりの平均検査数は、入検品質、ロットが合格になる確率、およびサンプルとロットのサイズによって決まります。入検品質が非常に良い(たとえば、ロット内の製品に欠陥がない)場合は、指定されたサンプルサイズで検査を行います。入検品質が非常に悪い(たとえば、ロット内のすべての製品に欠陥がある)場合は、100%検査を行います。品質水準はロット間で異なるので、ロットが多数ある場合の平均検査数はロットサイズの0~100%の間になります。
平均検査数(ATI)プロットは、不合格ロットの100%が検査され、不良品の修正検査が行われると仮定した場合の、入検材料の品質と検査が必要な項目数の関係を表します。修正検査では、不良品は排除、交換、または再加工されます。
ATI曲線に加えて、検査方法の変更が必要な場合はOC曲線とAOQ曲線も調べる必要があります。