負の二項分布は、事象が指定した回数になるまでに必要な試行回数をモデル化する離散型分布です。各試行で生じ得る結果は2つあります。事象は各試行での対象となる結果です。また、その結果の観測数が指定した回数になるまでに発生する非事象数をモデル化することもできます。

たとえば、裏が5回出るまでコインを投げる回数について、負の二項分布でモデル化できます。同様に、組み立てラインで製造する製品の場合に、100個の不良品が製造されるまでの組み立て数についてモデル化できます。次のグラフは、事象確率が0.5で必要事象数が5である負の二項分布です。

負の二項分布は、パスカル分布としても知られています。