累積分布関数(CDF)は、与えられたx値の累積確率を計算します。CDFを使用して、母集団から取得されたランダム観測値が特定の値以下である確率を判断します。この情報を使用して、観測値が特定の値以上、または2つの値間である確率も判断できます。
たとえば、ソーダ缶の内容重量が平均12オンス、標準偏差0.25オンスで正規分布に従っているとします。確率密度関数(PDF)は、内容重量が取り得る値の尤度を表します。CDFで各x値の累積確率を得ることができます。
CDFを使うと、ランダムに選択したソーダ缶の内容重量が、11.5オンスより小さい確率、12.5オンスより大きい確率、または2つの値の間である確率を決定できます。
F検定のp値を計算するには、最初に累積分布関数(CDF)を計算します。p値は1 - CDFです。
DF(回帰)= 3、DF(誤差)= 25の自由度とF統計量= 2.44で線形重回帰分析を実行するものとします。
この例はF分布用ですが、他の分布でも同じ方法を使用できます。