2サンプル平均の無作為化テストの例

ある医療コンサルタントが2つの病院の患者満足度評価を比較しようとしています。2標本平均の無作為化検定を行って、病院の患者満足度に差があるかを判定してみます。

  1. 標本データを開く、 病院比較.MTW.
  2. 2標本平均の無作為化検定 > 再抽出 > 計算を選択します。
  3. 標本で、評価と入力します。
  4. 標本IDで、病院と入力します。
  5. オプションをクリックします。乱数ジェネレータの初期値1を入力します。

    乱数ジェネレータの初期値を使用して、結果が例と一致することを確認します。

  6. 各ダイアログボックスでOKをクリックします。

結果を解釈する

帰無仮説では、病院の患者満足度の差が0に等しいです。p値が0.002で有意水準の0.05より小さいため、医療コンサルタントは帰無仮説を棄却し、病院の患者満足度の差は0に等しくないと結論付けます。ヒストグラムでは、ブートストラップ分布が正規分布に見えるため、医療コンサルタントは結果を信じることができます。

観測平均値の差は21で、病院Aの患者満足度は病院Bよりも高いことを示しています。

方法

μ₁: 病院 = Aの場合の評価の母平均
µ₂: 病院 = Bの場合の評価の母平均
差: μ₁ - µ₂

観測されたサンプル

病院N平均標準偏差分散最小中央値最大
A2080.308.1866.9662.0079.0098.00
B2059.3012.43154.5435.0058.5089.00

観測された平均の差

Aの平均 - Bの平均 = 21.000

ランダム化検定

帰無仮説H₀: μ₁ - µ₂ = 0
対立仮説H₁: μ₁ - µ₂ ≠ 0
リサンプル数群平均標準偏差p値
1000-0.1854.728< 0.002