ヒストグラムではサンプル値が多くの区間に分割されており、各区間におけるデータ値の頻度がバーで表されています。
ヒストグラムは仮説検定の結果を視覚的に示します。Minitabでは、再サンプルの中央が仮説平均と同じになるようにデータが調整されます。片側検定では、参照線は元のサンプルの平均値に引かれます。両側検定では、参照線は元のサンプルの平均値に、そして仮説平均の反対側で同じ距離に、引かれます。p値は、参照線の値よりも極端なサンプル平均の比率です。つまり、帰無仮説が真であると仮定した時に、p値は元のサンプルと同じぐらい極端なサンプル平均の比率ということです。平均はヒストグラムの赤になっているところです。
棒グラフは、カテゴリごとの発生比率を示します。
Minitabでは、1つの再標本を取る場合にのみ、棒グラフが表示されます。元のデータと再標本データの両方が表示されます。
標本比率は、事象の数を標本サイズ(N)で除算した値と等しくなります。
Minitabでは、観測標本の比率とブートストラップ分布の比率の、2つの異なる比率の値が表示されます(平均)。観測標本の比率は、母比率の推定値です。ブートストラップ分布の比率は通常、仮説比率に近いです。2つの値の差が大きいほど、帰無仮説に対して期待する証拠が増えます。
出力では、帰無仮説と対立仮説により、仮説比率として正しい値を入力したことを検証できます。
N | 比率 |
---|---|
200 | 0.620000 |
帰無仮説 | H₀: p = 0.5 |
---|---|
対立仮説 | H₁: p > 0.5 |
リサンプル数 | 群平均 | p値 |
---|---|---|
1000 | 0.49942 | 0.002 |
これらの結果において、帰無仮説は、母比率が0.5になるというものです。対立仮説では、比率は0.5以上になるというものです。
再標本数は、Minitabで元のデータセットから無作為に復元標本が採られる回数です。通常は、再標本の数が多いと、うまくいきます。
Minitabでは、再標本の中央が仮説比率と同じになるようにデータが調整されます。各再標本の標本の大きさは、元のデータセットの標本の大きさに等しいです。再標本の数は、ヒストグラムの観測数に等しいです。
平均は、ブートストラップ標本の比率の和を再標本数で割ったものです。Minitabでは、再標本の中央が仮説比率と同じになるようにデータが調整されます。
Minitabでは、観測サンプルの比率とブートストラップ分布の比率の、2つの異なる比率の値が表示されます(平均)。観測標本の比率は、母比率の推定値です。ブートストラップ分布の比率は通常、仮説比率に近いです。2つの値の差が大きいほど、帰無仮説に対して期待する証拠が増えます。
p値は、帰無仮説が真であると仮定する時、元の標本と同じぐらい極端な標本比率の比率です。p値が小さいほど、帰無仮説を棄却するための強力な証拠となります。
p値を使用して、母比率が仮説比率と統計的に異なるかどうかを判断します。