まず、ブートストラップ標本の平均の差を考慮し、次に信頼区間を調べます。
ブートストラップ標本の平均の差は、母平均の差の推定値です。ブートストラップ標本の差は母集団全体ではなく標本データに基づくため、ブートストラップ標本の差が母集団の差に一致する可能性は低いと言えます。より良好に母平均の差を推定するためには、信頼区間を使用します。
信頼区間は、統計量の標本分布に基づいています。統計量にパラメータの推定量としての偏りがない場合、標本分布はパラメータの真の値を中心とします。ブートストラッピング分布は、統計量の標本分布に近似します。したがって、ブートストラッピング分布の値の中間95%は、パラメータの95%の信頼区間となります。信頼区間により、母集団パラメータで推定値の実質的な有意性を評価しやすくなります。状況に応じた専門知識を利用して、信頼区間に実質的に有意な値が含まれているかどうかを判断します。
Minitabでは、再標本数が少なすぎて正確な信頼区間を得られにくい場合、信頼区間は計算されません。
病院 | N | 平均 | 標準偏差 | 分散 | 最小 | 中央値 | 最大 |
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A | 20 | 80.30 | 8.18 | 66.96 | 62.00 | 79.00 | 98.00 |
B | 20 | 59.30 | 12.43 | 154.54 | 35.00 | 58.50 | 89.00 |
Aの平均 - Bの平均 = 21 |
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リサンプル数 | 群平均 | 標準偏差 | 差に対する95%信頼区間 |
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1000 | 20.960 | 3.279 | (14.400, 27.600) |
これらの結果では、母集団差の推定値は20.96です。95%の信頼度で、母集団差は14.4から27.6の間であると考えることができます。