ワークシートには分析用のデータが含まれています。

ワークシートの部品

データペインに表示されるワークシートは、データを列と行で表示します。ワークシートに定数、行列、およびDOE手順で使用する計画対象を保存することもできます。

プロジェクトに複数のワークシートを設定できますが、一度にアクティブにできるワークシートは1つのみです。アクティブなワークシートは、データペインに現在表示されているものです。複数のワークシートを開いていても、コマンドが影響を与えるのはアクティブなワークシートのデータにのみです。

ヒント

ナビゲーターから、特定の出力に関連付けられているワークシートを表示するには、ワークシートでコマンドをグループ化するをクリックして選択します。

  C1-T C2-D C3 C4
  医師 予約 待機時間 合計時間
1 ジョーンズ 1/5 15:00 28 43
2 マイヤー 1/5 15:00 37 57
3 クランドール 1/5 15:00 22 34
4 モラン 1/6 8:00 15 29
5 ジョーンズ 1/6 8:00 3 20
6 マイヤー 1/6 8:30 10 32

以下の表ではワークシートの一部機能を説明しています。

アイコン/文字 説明
Enterを押したときにカーソルを移動させる方向。
記述は列に関連付けられています。
C3-D 「D」は日付/時刻の列を示します。
C4 数値列。数字には欠損値の記号(*)、正/負の符号(+/-)、小数点、指数(科学的)表記(E)、通貨記号、パーセント符号(%)が含まれます。
C5-T 「T」はテキスト列を示します。
計算式は列に割り当てられます。

ワークシートの次の領域にデータを保存できます。

各列には1つの変数のデータが含まれます。各列にはCで始まる一意の数字(C1、C2など)が付けられます。これらの列の数字は、ワークシートの各列の最上部に表示されます。列にわかりやすい名前を付けるには、列の数字の下にある網掛けセルにその名前を入力します。列に記述を追加するには、列を選択し、右クリックして、列プロパティ > 説明を選択します。Webアプリで列を選択し、右クリックして [列についての説明]を選択します。

定数

定数とは、計算式や計算で定義したり使用したりできる単一の数値またはテキスト値です。たとえば、確率分布でのパラメータの経験値を定義できます。個別の値の代わりに保存された定数を使用して、データ入力時間を節約したりマクロに柔軟性を加えたりできます。

保存された定数はワークシートに保存されますが、ワークシートには表示されません。保存された定数を表示するには、データ > データの表示を選択します。

すべての保存された定数には、Kで始まる一意の数値(K1、K2など)がつけられます。保存された定数に名前を付けることもできます。

定数の保存および作業の詳細については、ワークシートの操作に移動して「保存された定数を定義」をクリックしてください。

行列

行列とは、数学的な演算の実行が可能な、数値で構成される長方形のブロックです。行列は次元によって表されることがよくあります。たとえば、次の行列は3 x 4(行x列)です。

14 22 23 44 15 36 27 38 19 16 31 42

行列は方程式でも使用できます。Minitabでは、ワークシートで行列を保存して、保存された行列をいくつかのコマンドで使用できます。統計分析によっては、行列に出力を保存することもできます。たとえば、回帰手順、GLM手順、およびDOE手順などの計画行列です。すべての保存された行列には、Mで始まる一意の数字(M1、M2など)が付けられます。行列に名前を付けることもできます。

保存された行列はワークシート内に保存されますが、ワークシートには表示されません。保存された行列を表示するには、データ > データの表示を選択します。

行列の保存および作業の詳細については、行列の概要を参照してください。

ワークシートに含めることができるデータ量

各ワークシートには、最大で4000列。ワークシートに含めることができる行数は、コンピュータのメモリによって異なります。プロジェクトファイル内に含めることができるワークシート数の制限はありません。ワークシートの最大数はコンピュータのメモリに依存します。