ダイアログボックス

メニューからコマンドを選択する際に、そのコマンドのダイアログボックスが開きます。ダイアログボックスにデータを入力し、オプションを指定します。

変数と設定を保持するMinitabダイアログボックス

Minitabのダイアログボックスでは、現在のMinitabセッションにおけるダイアログボックスとサブダイアログボックスの変数および設定を保持し、プロジェクトに保存されます。ダイアログボックスのオプションを設定すると、その設定は再び変更されるまでMinitabに記憶されます。この機能により、グラフや分析を再実行するときに同じ設定を使用して時間を節約できます。

ヒント

最新の設定が行われた前のダイアログボックスを再び開くには、Ctrl+Eを押すか、または[Edit Last Dialog]ボタンを 標準ツールバーのところでクリックします。

たとえば、「高さ」変数と「重量」変数の単純な散布図を作成し、偶数行を排除するようにデータをサブセット化します。ダイアログボックスに戻ったときも「高さ」「重量」が入力された状態でメインダイアログボックスが表示され、サブダイアログの設定も偶数行によるサブセット化を指定した状態で表示されます。または、記述統計量を表示するオプションをカスタマイズするとします。分析をさらに続けた後、もう一度記述統計量を表示しますが、今回は別の変数についてだけにします。Minitabは前の設定を記憶しているため、手動でオプションをリセットしなくても同様の出力を生成できます。

ヒント

保持された設定と変数を使いたくない時は、メインダイアログボックスで、F3キーを押して、リセットします。

変数の長いリスト内をすばやく移動

Minitabダイアログボックスでフィールドをクリックしたり、フィールドにTabキーで移動したりしてフィールドをクリックすると、アクティブなワークシート内でそのフィールドに有効なすべての列が変数リストボックスに表示されます。たとえば、数値データのみが許可されているフィールドの場合は変数リストボックスに数値列のみが表示されます。それでも変数リストがスクロールするには長すぎる場合は、次のオプションを使用できます。
列番号または名前を入力
たとえば、「C2」または列名「故障部品」と入力します。
キーボードを使用してリスト内をすばやく移動
  1. 変数リストボックスの項目を選択してアクティブにします。
  2. HomeEndPage DownPage Up、矢印キーを使用してリスト内を移動します。
変数のサブセットを新しいワークシートにコピー
分析に不要な列がワークシートにたくさんある場合、関連性のある列のみを新しいワークシートにコピーできます。
  1. ワークシートで、コピーする列を選択します。
  2. 右クリックしてセルのコピーを選択します。
  3. ファイル > 新規 > ワークシートを選択します。OKをクリックします。
  4. 新しいワークシートで、右クリックしてセルの貼り付けを選択します。
ワークシートで列を隠す
ワークシートで列を隠し、ダイアログボックスで隠された列を使わないよう指定します。
  1. ワークシートで、隠す列を選択します。
  2. 右クリックして列プロパティ > 選択した列を隠すを選択します。
  3. ワークシートがアクティブなうちに、右クリックして、列プロパティを選択し、ダイアログボックスで隠れた列を使うの選択を解除します。

列を再度表示させるには、ワークシートをアクティブにして、隠れた列のいずれかの側で表示されている列を選択し、右クリックして、列プロパティ > 選択した列を表示を選択します。