カスタム日付・時刻表示フォーマットの定義

日付か時刻の成分を結合して、カスタム表示フォーマットを作成できます。表示フォーマットには、日付、時刻、日付と時刻の両方、または経過時間を含めることができます。作成したカスタムフォーマットは、他の列に割り当てることができるように保存されます。

カスタム日付・時刻表示フォーマットを定義する

  1. 1つ以上の列を選択します。
  2. エディタ > 列のフォーマットを選択します。
  3. タイプを選択から、日付時間、または経過時間を選択します。
  4. カスタムフォーマットに新しいフォーマットを入力します。 成分とガイドラインのリストについては、次のセクションを参照してください。
  5. OKをクリックします。

次の表の日付・時刻成分には以前のバージョンのMinitabでは使用できないものがあります。古いバージョンのMinitabでカスタム日付・時刻フォーマットにこれらの成分を使用してワークシートを保存すると、これらの成分は別の成分に変換されるか、デフォルトフォーマットに設定されるか、無視されます。

日付フォーマット

日付フォーマットを指定する場合は、次のガイドラインに従います。
  • 以下の日、月、年を任意の順序で指定します。
  • 成分の区切り文字には、スペース、スラッシュ(/)、ハイフン(-)、ピリオド(.)のいずれかを使用します。すべての成分を同じ記号で区切る必要があります。たとえば、1/1/14と1-1-14は有効ですが、1/1-14は無効です。ただし、mmmm d, yyのフォーマットだけは例外です。
  • 四半期(Qq)および週(Wkw)の成分は日、月、または時間の成分と組み合わせることはできず、年との組み合わせでのみ使用できます。四半期と週を同時に使うことはできません。
次の日付や時刻の成分を使用して、カスタム日付フォーマットを作成します。
成分 日付の表示結果
m 数字で表された月(1~12) 1、2など
mm 2桁の数字で表された月(01~12) 01、02など
mmm 3文字で表された月の略語 Jan、Febなど
mmmm January, February など
d 日付(1~31) 1、2など
dd 2桁の数字で表された日付(01~31) 01、02など
ddd 3文字の略語で表された曜日 Mon、Tueなど
dddd 曜日 Monday、Tuesdayなど
yy 2桁の数字で表された年 15、16など
yyyy 4桁の数字で表された年 2015、2016など
Qq

「Q」と四半期を表す数字

  • Q1 = 1月1日~3月31日
  • Q2 = 4月1日~6月30日
  • Q3 = 7月1日~9月30日
  • Q4 = 10月1日~12月31日

年とそれに続けて四半期を表示するには、yyyyQqまたはyyQqのフォーマットのどちらかを使用します。

Q1、Q2、Q3、Q4
qQ 四半期を表す数字と「Q」 1Q、2Q、3Q、4Q
Wkw

「Wk」と週番号

デフォルトでは、1年の第2週目は1月1日の後の日曜日から始まり、1年の最終週は12月31日で終わります。ほとんどの年では、第1週と第53週は7日よりも少ない日数になります。

1週間が始まる曜日はWindowsのコントロールパネルで変更できます。

年とそれに続けて週数を表示するには、yyyyWkw、yyWkw、yyyyWkww、またはyyWkwwのいずれかのフォーマットを使用します。

Wk1、Wk2など
Wkww 「Wk」と2桁の数字で表された週 Wk01、Wk02など
wWk 週番号と「Wk」 1Wk、2Wkなど
wwWk 2桁の数字で表された週と「Wk」 01Wk、02Wkなど

時刻フォーマット

時刻フォーマットを指定する場合は、次のガイドラインに従います。
  • 成分は連続させる必要があります。たとえば、hh:mmとmm:ssは有効ですが、hh:ssは無効です。
  • 成分はhh:mm:ss.ss AM/PMのように区切ります。AM/PMの前のスペースは任意です。
次の成分を使用して、カスタム時刻フォーマットを作成します。
成分 時刻の表示結果
h 時間(0~23) 7、8など
hh 2桁の数字で表された時間(00~23) 07、08など
mm

2桁の数字で表された分(00~59)

分は、前に時間があるか(hh:mmなど)、後ろに秒がある必要があります(mm:ssなど)

08:01、08:02など
ss

2桁の数字で表された秒(00~59)

秒は、前に分がある必要があります(mm:ssなど)

08:01:01、08:01:02など
.s

1/10秒(0~9)

1/10秒は、前に分と秒がある必要があります(mm:ss.sなど)

08:01:01.1、08:01:01.2など
.ss

1/100秒(00~99)

1/100秒は、前に分と秒がある必要があります(mm:ss.ssなど)

08:01:01.01、08:01:01.02など
.sss

1/1000秒(000~999)

1/1000秒は、前に分と秒がある必要があります(mm:ss.sssなど)

08:01:01.001、08:01:01.002など
AM/PM

12時間表記を使用する場合の午前と午後

時間が指定されている場合にのみ使用できます(hh AM/PMなど)

8:01 AM

08:01:01.02 PM

A/P

am/pm

a/p

AM/PMのその他の表記方法

08:01 A

08:01:01.02 pm

08:01:01.02 p

日付と時刻の1つのフォーマットへの結合

日付と時刻の両方の成分があるフォーマットを作成する場合は、次のガイドラインに従います。
  • 日付成分が常に最初に表示されるようにします。
  • 日付成分と時刻成分はスペースで区切られます。
  • 経過時間フォーマットを日付フォーマットと結合することはできません。

経過時間フォーマット

経過時間は事象の期間を測定します。経過時間を示すには、最も大きな時間単位を角括弧([])で囲みます。たとえば、フォーマット[d].hh:mm:ssは経過時間を日、時間、分、および秒で表したものです。このフォーマットを列に割り当てて「1.10:23」と入力した場合、この値は1日10時間23分として解釈されます。このフォーマットを列に割り当てて「10:23」と入力した場合、この値は0日10時間と23分として解釈されます。

次の成分を使用して、カスタム経過時間フォーマットを作成します。
成分 経過時間の表示結果
[d] 日数。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過日数の後ろにピリオド(.)を付ける必要があります。

この成分はExcelではサポートされていません。日数成分を含む経過時間データをExcelにコピーすると、日数は時間数に変換されます。

1(1日)、14.12(14日12時間)
[dd] 先頭にゼロがある日数。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過日数の後ろにピリオド(.)を付ける必要があります。 01(1日)、14.12(14日12時間)
[h] 経過時間の最も大きな単位としての時間数。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過時間数の後ろにコロン(:)を付ける必要があります。 1(1時間)、1:20(1時間20分)
[hh] 先頭にゼロがある、経過時間の最も大きな単位としての時間数。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過時間数の後ろにコロン(:)を付ける必要があります。 01(1時間)、01:20(1時間20分)
h 時間(0~23)。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過時間数の後ろにコロン(:)を付ける必要があります。 14.2:20(14日2時間20分)
hh 先頭にゼロがある時間数を表す数字(00~23)。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過時間数の後ろにコロン(:)を付ける必要があります。 14.02:20(14日2時間20分)
[m] 経過時間の最も大きな単位としての分数。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過分数の後ろにコロン(:)を付ける必要があります。 20:35(20分35秒)
mm

分(00~59)。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過分数の後ろにコロン(:)を付ける必要があります。

時間(hhまたはh)が指定されている場合にのみ使用できます。

14.12:20:35(14日12時間20分35秒)
[s] 経過時間の最も大きな単位としての秒数。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過秒数の後ろに小数点記号(.)を付ける必要があります。 35.4(35.4秒)
ss

秒(00~59)。より小さな成分と組み合わせて使用する場合は、経過秒数の後ろに小数点記号(.)を付ける必要があります。

分(mmまたは[m])が指定されている場合にのみ使用できます。

14.12:20:35.4(14日12時間20分35.4秒)
.s

1/10秒(0~9)

秒(ss)が指定されている場合にのみ使用できます。

14.12:20:35.4(14日12時間20分35.4秒)
.ss

1/100秒(00~99)

秒(ss)が指定されている場合にのみ使用できます。

14.12:20:35.44(14日12時間20分35.44秒)
.sss

1/1000秒(000~999)

秒(ss)が指定されている場合にのみ使用できます。

14.12:20:35.444(14日12時間20分35.444秒)