Minitabではデータはワークシートの列に保存されます。各列にはそれぞれ、データ型とデータ表示フォーマットがあります。
Minitabでは、数値、テキスト、日付か時刻のデータ型が認識されます。列にデータを入力すると、最初に入力した値に基づいてその列にデータ型が割り当てられます。列に入力されるデータは全て同じデータ型でなければなりません。ほとんどの分析では、特定のデータ型が必要です。たとえば、小数点の計算の場合は数値データが必要になります。
日付・時刻列は、列番号の後にDで示されます。テキスト列は、列番号の後にTで示されます。数値列には何も表示されません。次のワークシートには、各データ型の列が表示されています。
C1 | C2-D | C3-T |
---|---|---|
数値 | 日付か時刻 | テキスト |
4.279 | 2014/07/26 | 赤 |
7.003 | 2014/08/11 | 青 |
12.127 | 2014/12/02 | 緑 |
Minitabでは、テキスト列内の数字および日付(住所や月名など)はテキストとして扱われます。
列のデータ型を変更するには、を選択します。
データ表示フォーマットは、列の値がどのように表示されるかを決定します。たとえば、数値列に通貨記号と小数点以下2桁が表示される場合などがあります。
列のフォーマットを設定するには、列をクリックし、右クリックから列のフォーマットを選択します。
表示されるデータと基になるMinitabで保存された値は異なる場合があります。たとえば、小数点以下2桁のみが表示されていても、基になる値の小数点以下の桁数は4桁である場合があります。あるいは、日付・時刻列に日付のみが表示されていても、基になるデータには時刻も含まれている場合があります。
したがって、列のフォーマットを変更しても、ワークシートでの列の表示方法が変更されるだけで、基になる値自体が変更されるわけではありません。たとえば、セル内の数値が1.2345678で、フォーマットを小数点以下2桁の表示に変更した場合でも、基になる値は1.2345678のままで、すべての計算はその基になる値を使って行われます。