計算式を使用して、1つの列のデータを他の列のデータの関数として定義することができます。

列の計算式について

計算式を使用して、1つの列のデータを他の列のデータの関数として定義することができます。

たとえば、列名がLの列に長さ、列名がWの列に幅を記録すると、W*Lという計算式から自動的に領域を計算し、第3の列(領域)に保存させることができます。LWの値が変わると、領域列も自動的に再計算されます。

計算式は個別のセルではなく列全体に割り当てられます。列に割り当てられている計算式がその同じ列を参照することは(直接または間接を問わず)できません。たとえば、2 * C1という計算式は列C1には割り当てられません。これはC1の各データ値は同時に元の値と2倍になった値にはなり得ないためです。

計算式が割り当てられている列は、列番号のセルに緑のチェックマークがつきます。

計算式を列に割り当てる

計算式を列に割り当てるには、以下の手順を踏みます。
  1. 列内をクリックします。
  2. ワークシート内で右クリックし、計算式 > 計算式を列に割り当てるを選択します。
  3. 計算式を入力します。
計算式を入力する方法の詳細は、計算機を使って計算式を作成しますを参照してください。

計算式の列への割り当て例

C1とC2にデータが保存されているとします。この2つの列の和をC3に保存し、2つの列の積をC4に保存します。C1またはC2が変更されるたびにC3とC4が自動的に再計算されるようにします。

  1. C3内をクリックします。計算式 > 計算式を列に割り当てるを選択します。
  2. に、C1+C2と入力します。OKをクリックします。
  3. C4をクリックします。計算式 > 計算式を列に割り当てるを選択します。
  4. に、C1*C2と入力します。[OK]をクリックします。
  5. 計算式 > すべての計算式を自動的に計算するが選択されていることを確認します。

列に割り当てられた計算式を確認する

列の計算式を確認するには、列番号セル内の計算式アイコンの上にカーソルを合わせます。ワークシート内のすべての計算式を確認するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー > コマンドライン/履歴を選択します。
  2. コマンドプロンプトペインにinfoを入力して、実行を押します。

計算式を1度計算する

プロジェクト内の計算式が計算されるタイミングを制御することができます。

計算式が自動的に計算するように設定されていない状態でデータを変更した場合、列番号セル内のアイコンが黄色い三角に変わります。

  1. ワークシートを右クリックし、計算式 > すべての計算式を自動的に計算するを選択して選択を解除します。
  2. すべての計算式を1度計算するには、計算式 > すべての計算式をただちに計算するを選択します。 このオプションがグレー表示になっている場合は、すべての計算式が最新であることを示しています。
ヒント

Minitabのその後のセッションのデフォルト設定を変更するには、ファイル > オプション > 計算式を選択します。

計算式の削除

  1. 削除する計算式が割り当てられている列を選択します。
  2. 計算式 > 選択した列から計算式を削除するを選択します。