テキストデータ
Minitabでは、テキストデータは列の値順で並び替えられます。デフォルトはアルファベット順です。テキストデータが昇順のアルファベット順で並び替えられる場合、次のルールが適用されています。
- 小文字は大文字より優先されます。たとえば、「a」は「A」より前に表示されます。
- 特殊文字については、ASCIIの照合順序が使用されます。
- 2つのテキスト値がまったく同じである場合は、元の順序が維持されます。
- 欠損のテキスト値(「欠損」と表示される)は他のテキスト値より前に表示されます。
数値データ
数値列を昇順で並び替えた場合、欠損値(*で表示される)はすべての数値の後ろに並びます。たとえば、-1.6は*より前に表示されます。
並び替えの複数のキー列
並び替えのキー列を複数入力した場合、次のように処理されます。
- 最初に指定したキー列の値を元にデータが並び替えられます。
- 最初のキー列に同じ値のデータが複数ある場合、それらのデータは2番目のキー列の値を元に並び替えられます。
- 最初の2つのキー列に同じ値の組み合わせのデータが複数ある場合、それらのデータは3番目のキー列の値を元に並び替えられます。
- 以後同様です。
たとえば、ある人事部長は従業員の情報が記載されたワークシートを持っています。同じ苗字の従業員が何人かいます。部長は苗字でワークシートをまず並び替え、その後名前で並び替えます。そうすることでワークシートの情報は苗字のアルファベット順、さらにその中で名前のアルファベット順でも並べられます。