グラフでデータを最も効果的に表現する場合には、次のガイドラインを考慮します。
時系列データは一定期間に収集され、時間順に記録されます。収集されたときと同じ順序でワークシート内に記録する必要があります。データが時系列順に並んでいない場合、データの時間に関するパターンを評価するときには時系列プロットを使用できません。
区間ごとに複数のグループのデータを収集する場合、別の列のグループごとのデータを入力します。たとえば、このワークシートの各列には、特定のマシンで日別に作成された部品数が含まれています。
C1 | C2 |
---|---|
機械1 | 機械2 |
5196 | 4367 |
4563 | 4100 |
4659 | 4451 |
... | ... |
時系列プロットと他の時系列分析では、1日に1回または1か月に1回など、一定期間にデータが収集されることを前提とします。データを収集する期間が一定でない場合、時系列プロットは誤解を招くものになる可能性があります。
データを収集する期間が一定でない場合、散布図を使用することを検討します。たとえば、日1、2、4、8、16のデータを収集する場合、散布図を使用して、Y軸上の測定データとX軸上の日数(1、2、4、8、16)をプロットできます。
見つけ出すパターンに基づいて期間を選択します。たとえば、工程の月次パターンを調べるには、月ごとに同じ期間のデータを収集します。データを収集する頻度が低くなると、月次パターンは検出できなくなります。データを収集する頻度が高くなると、データに不必要なノイズが増えて、月次パターンがあいまいになることがあります。
ただし、時間経過に伴うデータの一般的なトレンドやシフトのみを確認し、特定の時間間隔に関連するパターンを見るのでなければ、間隔の長さはそれほど重要ではありません。