異なる分布と検定用パラメータの指定方法については、適合分布線を参照してください。
サンプルサイズは検定力に影響を与えます。標本が極小の場合、分布の有意な逸脱の検出力が十分でない可能性があります。標本が極大の場合、分布から小さくて重要ではない逸脱を検出する能力は過剰な可能性があります。このため、確率プロットの視角的な結果とp値を使用して、ステップ2で示される分布適合値を評価します。
確率プロットを調べて、データ点が適合分布線にどの程度近似するかを評価します。指定された理論分布が適合する場合、データ点の分布は直線に近づきます。たとえば、次の正規確率プロットのデータ点は適合線に十分従います。正規分布はデータに適合しているように見えます。
適合分布線は、プロットの真ん中にある直線です。プロットの外側の実線は個々の百分位の信頼区間であり、全体としての分布の信頼区間ではなく、分布適合の評価には使用してはなりません。
確率プロットの値の視覚的な評価に関する詳細は、正規確率プロットと「太鉛筆検定」を参照してください。
Minitabで、適合分布線にポインタをのせて、百分位数と値の表を確認します。
たとえば、次の確率プロットには、検定対象が踏み車を歩いたときの脈拍が表示されます。データと等しい平均と標準偏差を持つ正規分布では、母集団の5%で脈拍が54.76以下であることを予測できます。
推定された母集団の百分位数は、データが分布に近似する場合のみ正確になります。