参照ラインとは、到達値や境界を示すために、グラフのデータ領域全体にわたって引かれた水平方向または垂直方向の線です。

参照ラインについて

ほとんどのMinitabグラフに参照ラインを追加できます。この月間売上高の棒グラフ上の参照ラインは売上高の割当を表します。

参照ラインはデータ表示の背後に表示され、ヒストグラムなどの一部のグラフでは見えにくくなっています。グラフのデータ表示の前面に参照ラインを作成するには、参照ラインではなく計算されたラインを使用します。計算されたラインにアクセスします。

参照ラインを配置するには、グラフ上のスケール単位を使用する必要があります。たとえば、Yスケールが変換されていて、目盛が変換後の単位で表示されている場合、参照ラインの位置は変換後の単位で入力する必要があります。

グラフを作成する際に参照ラインを追加する

グラフを作成する際に参照ラインを追加することができます。

  1. 作成しているグラフのダイアログボックスで、スケールをクリックします。
  2. 参照ラインタブをクリックします。
  3. 参照ラインの位置を指定してOKをクリックします。

既存のグラフに参照ラインを追加する

既存のグラフに参照ラインを追加することができます。

  1. グラフをダブルクリックします。
  2. グラフを右クリックして追加 > 参照ラインを選択します。
  3. 参照ラインの位置を指定してOKをクリックします。

参照ラインを編集する

参照ラインを追加した後で、ラインの色、サイズ、種類を変更することができます。

  1. グラフをダブルクリックします。
  2. 参照ラインをダブルクリックします。
  3. タブを選択して必要な編集を行います。
    • 属性:色、サイズ、線の種類を変更します。
    • 表示: ラベルを非表示にするか、ラベルをグラフの上部または下部に表示するかを指定します。

参照ラインのラベルを編集する

デフォルトでは参照ラインはグラフの上部にラベルを含みます。

  1. グラフをダブルクリックします。
  2. 参照ラインのラベルをダブルクリックします。
    ヒント

    クリックとドラッグでラベルを移動させます。

  3. タブを選択して必要な編集を行います。
    • フォント:テキスト、サイズ、色、スタイル、フォントを変更します。
    • 表示:ラベルを非表示にするか、グラフの反対側に移動させます。
    • 配置:テキストの角度、位置、ラベルのオフセットを変更します。次の例をご覧ください。
      テキスト角度

      たとえば、ラベルを回転して、ラベルを読みやすいところまで寄せることができます。

      テキスト角度 = 0(デフォルト)
      テキスト角度 = 45
      位置
      軸のラインと参照ラインが交差するポイント(アンカーポイントとも呼ばれます)に対してラベルの位置を変更します。位置から、カスタムを選択し、次に位置を選択します。例えば下記の2つ目のECDFプロットでは、上のラベルの位置はより上、右へで、下のラベルの位置はより下、右へです。
      デフォルトラベルの位置
      カスタムラベルの位置
      オフセット
      現在の場所からラベルを上下左右に動かします。オフセットからカスタムを選択し、ラベルを上下左右に動かす距離を指定します。例えば、2つ目のバブルプロットでは垂直オフセットを-0.06に指定したことで参照ラインのラベルと軸のラベルが読みやすくなっています。
      デフォルトラベルのオフセット
      垂直オフセット = –0.06