適合分布線は、標本または入力した経験値を基にしたパラメータ推定値から算出された理論上の分布曲線です。適合分布線を使用して、サンプルデータが特定の分布にどの程度適合するかを判断します。これらの分布線は通常、実際のデータと重ね合わせて表示されるため、経験データと仮説分布とを直接比較することができます。
次のグラフでは適合分布線が示されています。各グラフには線や曲線を生成するのに使用されたパラメータ推定値が表示されています。
たとえば確率プロットや経験CDFプロットでは、デフォルトで適合正規分布線が表示されます。これらのグラフを作成する際に別の分布を指定したり、ヒストグラムなど別のグラフに適合分布線を追加することができます。
確率プロットのみ、データ表示タブで信頼区間の信頼水準を指定することができます。デフォルトで、信頼区間は分布の個別の百分位に対し、95%の信頼限界を示します。これらの区間はプロット上で外側の実線として表示され、個別の推定百分位の精度を評価するのに利用することができます。信頼区間は分布適合値を評価するのには使用しません。
適合分布線にポインタをのせると、推定百分位の表を確認できます。ツールヒントのテキストをコピーするには、ツールヒントがある要素を選択して右クリックし、を選択します。