グラフで欠損データを処理するためのオプション

グラフ作成ダイアログボックスで、グラフでの欠損値と空のセルの処理方法を設定できます。

欠損グループと空のセルについて

次のワークシートでは、スタイルサイズの2つのグループ変数で、それぞれ3つの値が循環しています。ただし、一部のデータが欠損しています。

C1-T C2-T C3
スタイル サイズ
ショート S 4
ショート 6
ショート L 3
ロング S 3
ロング 7
ロング L 2
  S 5
フード付き S 1
フード付き 4
欠損グループ
また、「サイズ」列で「S」をもつ「スタイル」列に欠損値が含まれる行が1つあります。このデータセットは、「欠損グループ」とみなされます。
空のセル
フード付き/L」のグループは表示されていません。この組み合わせは、「空のセル」とみなされます。空のセルの除外は、グラフ上のスペースの節約にもなりますし、そのグループが存在しないことを示すことにもなります。

欠損グループ名データを含む

デフォルトでは、欠損グループ名は別なグループとして扱われます。たとえば、次のワークシートの行2と行4にはAまたはBの代わりに欠損値が含まれています。区間プロットには、これらの行の各グループが含まれています。(これらの行のグループの名前は欠損しているので、目盛ラベルも欠損します)
C1-T C2
グループ データ
A 22
30
B 47
25
... ...
グラフ作成時に名前が欠損しているグループを除外するには、以下の手順を行います。
  1. データオプションをクリックします。
  2. グループオプションタブで欠損値をグループとして含むの選択を解除します。

データが空のセルを含む

デフォルトでは、グラフ上にすべての可能なグループ(データのないグループを含む)が含まれます。たとえば、次の円グラフには、グループA2の目盛マークがありますが、バーはありません。列C1にはAが、列C2には2が含まれている行はワークシートにはないため、A2は空のセルです。
C1-T C2 C3
グループ サブグループ データ
A 1 55
B 1 41
B 2 29
C 1 44
C 2 33
グラフ作成時に空のセルを除外するには、以下の手順を行います。
  1. データオプションをクリックします。
  2. グループオプションタブで空のセルを含むの選択を解除します。
既存のグラフから空のセルを削除するには、以下の手順を行います。
  1. グラフをダブルクリックします。
  2. スケールをダブルクリックして、スケールの編集ダイアログボックスを開きます。
  3. 尺度タブで空のセルを含むの選択を解除します。

欠損グループと空のセルを含めるまたは除外する例

次の例は、上記のワークシートからのデータをグラフ化したもので、すべての可能な組み合わせです。

欠損グループを含めず、空のセルを含めない

欠損値をグループとして含む空のセルを含むの両方を選択解除した場合、フード付き/Lグループ、および欠損値とSの組み合わせで作成されるグループが除外されます。

欠損グループを含め、空のセルを含めない

欠損値をグループとして含むだけを選択した場合は、空のセルと値Sで形成された「欠損グループ」を表すバーが表示に含まれます。

欠損グループを含めず、空のセルを含める

空のセルを含むを選択した場合は、フード付き/Lグループに対応する空のプレースホルダが表示に含められます。

欠損グループを含め、空のセルを含める

欠損値をグループとして含む空のセルを含むの両方にチェックマークをつけた場合(デフォルト)は、上記の各例で示した空セルと欠損グループの両方が表示に含められ、さらに、その組み合わせによって作成される空のセル(「M」の欠損値と「L」の欠損値)も表示されます。これらのオプションをパネル表示のコンテキストで使用した場合、指定内容は、パネル数にも同様の影響を与えます。