グラフ編集をする上でどこが領域かを把握することが重要であり、単一のグラフ領域の中に複数のグラフがある場合は特に重要です。
すべてのグラフが含まれるグラフ境界内の領域で、図領域、データ領域、凡例、テーブルが含まれます。グラフを印刷するときには、1つのグラフ領域が1枚の紙に対応します。
通常、グラフ領域には1つのグラフが含まれています。レイアウトに複数の異なるグラフが含まれている場合がありますが、その場合もグラフ領域は1つだけです。
データが表示される領域です。データ領域には、テキスト、ライン、記号、および多角形を配置できます。円グラフと3Dグラフにはデータ領域はありません。
グラフを編集中のときは、領域のサイズ変更や再配置をしたり、カラー、色埋めパターン、エッジラインタイプなどをフォーマットできます。さらに凡例とテーブル領域のフォントを変更することもできます。グラフを編集するには、グラフをダブルクリックして、グラフの編集ダイアログボックスを開きます。その後、次のいずれかを実行できます。
各領域では、領域内の項目を配置するために座標システムが使用されます。マクロを書く場合は領域座標システムを使用できますが、通常は領域と注釈をドラッグして配置する方が簡単です。
データ領域では、座標システムとしてグラフスケールが使用されます。カテゴリスケールでは、左から右へ増加する指標値が使用されます。指標値1は最初のカテゴリを示し、指標値2は2番目のカテゴリを示します。1.5という値は、最初のカテゴリと2番目のカテゴリの中間点を示します。
図領域座標システムの範囲は、各方向について0~1で示されます。x座標は領域の左端から、y座標は下部から始まります。
グラフ領域座標システムの範囲は、各方向について0~1で示されます。xの初期値は図領域の左端、yの初期値は図領域の下部になります。
各領域では、領域内の項目を配置するために座標システムが使用されます。マクロを書く場合は領域座標システムを使用できますが、通常は領域と注釈をドラッグして配置する方が簡単です。
グラフ上で注釈を追加したり、領域を移動する場合、それらの項目の座標をコピーできます。グラフが編集モードの状態で、ツールバーのボタンをクリックします。グラフを再作成するために使用できるその他のコマンド言語とともに座標がコピーされます。
図領域はグラフ領域の前、データ領域の後にあり、デフォルトでは透明になっています。