たいていのグラフでは、度数の列を使用して、グラフ変数のデータ数を要約できます。このデータ形式では、変数の列ごとに、一意な値または一度だけリスト化されたラベル、および項目または値ごとの発生数を示す対応する度数の列が含まれます。

たとえば、このワークシートには、自動車修理の種類ごとに計算した度数列修理度数と、整備ごとの修復を計算した度数列整備度数が含まれます。円グラフは、要約された度数データを表示します。

C1-T C2 C3-T C4
修理 修復度数 整備士 整備度数
排気 15 スティーブ 20
車体 22 ロジャー 14
トランスミッション 8 デビー 16
エンジン 5    

このワークシートでは、度数は、データセットの数値データごとの発生数を示します。ヒストグラムは、要約された度数データをプロットします。

C1 C2
データ値 度数
0 2
1 22
2 27
3 37
4 12
5 7

グラフを作成する際に度数列を使用するには、データオプションをクリックします。度数タブで、度数データが含まれる列を入力します。メインダイアログボックスで入力したグラフ変数ごとに異なる度数列を指定することもできます。Minitabが、入力された度数列の順序をグラフのメインダイアログボックスの対応する変数の順序とマッチさせます。

また、グラフの作成後に度数変数を変更することもできます。詳細は類似のグラフを作成するを参照してください。

散布図、行列散布図、および3D散布図で度数列を使用する場合は、ゆらぎ機能が適用されていても、重なっている点はそのままで表示されます。ゆらぎに関する詳細は、記号とドットを参照してください。なお、度数値は適合回帰線平滑化ラインの計算に使用されます。