出力対入力の散布図を作成し、外れ値だと思われる点が3つあることに気付いたとします。これらの点をブラッシングして、これらに対応するワークシート行を特定できます。
ブラシを選択すると、グラフの右側にペインが表示されます。このペインには、ブラシで選択された点のワークシートの行番号とID変数が一覧表示され、ワークシート内でそれらを見つけることができます。この例では、ID変数は出力と入力です。
ワークシートでは、ブラシで選択された点に対応する行の行番号の横に記号がつけられます。
あるグラフで点をブラシで選択すると、ブラッシングモードになっている他のすべてのグラフに表示されている同じ行からの点も自動的にブラッシングされます。このことは、グラフが同じ出力タブにあるか、いくつかの出力タブにあるかに関わらず当てはまります。複数のグラフにわたってブラッシングを利用することにより、さまざまな変数間の関係を調査できます。
ブラッシングペインにワークシートの変数を追加すると、ブラシで選択された点の詳細を表示できます。これらの変数は、識別変数と呼ばれます。
ブラシで選択された行を値1で、ブラシで選択されていない行を値0で識別(デフォルト)する、指標変数という列をワークシート内に作成することができます。回帰分析やワークシートのサブセット化など、他の操作のためのグループ変数として指標変数を使用します。
[グラフ]メニュー上のほとんどのグラフに対して、ブラシで選択された点のみを含むグラフまたはブラシで選択されたすべての点を除外したグラフを作成できます。