3D散布図の主要な結果を解釈する

応答変数が二つの予測変数とどのように関連しているかを調べるには、3D散布図を使用します。3D散布図は3次元のグラフで、好ましい応答値と実施条件を調べる際に役立ちます。

3D散布図には次の要素が含まれます。
  • X軸とY軸上の予測変数
  • Z軸上の応答値
3D散布図を使用して、実際のデータ値のみを表示できます(等高線プロットまたは3D曲面プロットのようなデータ点間の補間法はなし)。3D散布図を使用して、3つの変数間の方向、強度、線形関係を調べます。
  • データ点が共に上昇する傾向にある場合、正の相関を示します。
  • データ点が他のデータ点の減少に合わせて上昇する傾向にある場合、負の相関を示します。
  • 外れ値は、主要グループのデータ点から離れます。
ヒント

射影ラインを追加すると、3次元空間内で各点の位置を捉えやすくなります。詳細は射影ラインを参照してください。グラフを回転して、異なる角度でプロットを表示して、データの起こりうる関係を調べます。詳細は3D散布図および3D曲面プロットの表示オプションを選択するを参照してください。

主要な結果:3D散布図

この3D散布図は、冷凍食品を調理する際の時間と温度設定と、食品検査官の品質スコアとの関係性を示しています。短時間で加熱した食品については、十分に解凍されず、品質スコアが低くなっています。しかし、最高温度で最長時間加熱しても、食品が加熱されすぎて、スコアが低くなっています。最適な設定は、温度については400°~450°、時間については30~36分であると判断されます。