この関数を使用するには、を選択します。
データの中央値を計算します。観測値の半分は中央値以下であり、半分は中央値以上になります。
データセットに含まれる値の数が奇数の場合は、中央値は順番に並べたデータセットの中央の値になります。値の数が偶数であるデータセットでは、中央にある2つの値の平均が中央値となります。たとえば、数値1、2、3、21、35、42のセットの場合、中央値は中央にある2つの値(3と21)の平均である12となります。
列統計量 |
---|
MEDIAN(number) |
numberに列番号を指定します。
行統計量 |
---|
RMEDIAN(number,number,...) |
numberには、行の長さを定義する各列番号を指定します。
列 | 計算機の式 | 結果 |
---|---|---|
C1に6、3、15がある場合 | MEDIAN (C1) | 6 |
C1に6、C2に3、C3に15がある場合 | RMEDIAN (C1,C2,C3) | 6 |
中央値は、観測値の全体を、データの中心を示す1つの値で表すために使用します。
平均値と比較すると、中央値は極端なデータ値に影響されないため、歪んだデータの中心を示す測度として参考になることが多いようです。たとえば、企業内の給料を表す場合、平均は良い統計量にはなりません。一番稼いでいる少人数の比較的高い給料によって全体の平均が上昇するため、その企業の給料について誤った印象を与えます。この場合は、中央値の方が参考になります。中央値は、第2四分位数(第50百分位数)に相当します。