この関数を使用するには、を選択します。
入力列にあるデータを保存列にコピーします。各値を指定した行数ずつ下に移します。Minitabでは、最初の行または遅れ列の行に欠損値記号*が挿入されます。この関数は、マクロや計算式で便利です。
LAG(number_or_text,[lag])
number_or_textには、入力列を指定します。lagには、データを下に移す行数を指定します。デフォルトでは、遅れの値を指定しないと、データは1行下に移されます(遅れ = 1)。
Minitabでは、保存列の空の行に欠損値記号*が挿入されます。
コールセンターの責任者が技術サポートでの受呼数の移動範囲を調べるとします。式LAG(C2)を入力し、結果をC3に保存します。次に、「呼の数」列から「遅れ値」列を引いて結果をC4に保存することで、日によって呼の量に変動があるかどうかを確認できます。
C1 | C2 | C3 |
---|---|---|
呼の数 | 遅れ値 | 変動 |
275 | * | * |
325 | 275 | 50 |
584 | 325 | 259 |
658 | 584 | 74 |
874 | 658 | 216 |
412 | 874 | −462 |
697 | 412 | 285 |
232 | 697 | −465 |
514 | 232 | 282 |
498 | 514 | −16 |