この関数を使用するには、を選択します。
指定した小数桁数に応じて、数値を切り上げます。たとえば、2.3572という数は次のように四捨五入できます。
- 2。直近の整数に四捨五入した場合
- 2.4。小数点以下1桁(直近の小数点第1位)の数に四捨五入した場合
- 2.36。小数点以下2桁(直近の小数点第2位)の数に四捨五入した場合
- 2.357。小数点以下3桁(小数点第3位)の数に四捨五入した場合
ヒント
切り下げるには、切り捨て関数を使用します。切り上げるには、切り上げ関数を使用します。
構文
ROUND(number,decimals)
numberには、切り捨てる数値または数値の列を指定します。
decimalsには、切り上げる位置を指定します。
- decimals = 0の場合は、最も近い整数になるように数値を四捨五入します。
- decimals > 0の場合は、小数点以下が指定した桁数となるように数値を四捨五入します。
- decimals < 0の場合は、指定した数の絶対値に1を足した、小数点の左側の位置で四捨五入します。
例
計算機の式 |
結果 |
ROUND (2.136, 0) |
2 |
ROUND (2.136, 1) |
2.1 |
ROUND (2.136, 2) |
2.14 |
ROUND (−2.136, 1) |
−2.1 |
ROUND (253.6, −1) |
250 |
ROUND (253.6, −2) |
300 |
注
列の値を四捨五入して同じ列内に結果を保存すると、値を元の完全な小数表記に戻すことはできなくなります。