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ある数を指定した除数(法)で割ったときの整数の余りを表すための関数です。
MOD(number,divisor)
numberをdivisorで割った余り(剰余)を計算します。numberとdivisorには整数または整数列を指定する必要があります。
計算機の式 | 結果 |
---|---|
MOD(10,6) | 4 |
MOD(23,10) | 3 |
m – (n * FLOOR (m / n))。mは数値、nは除数を表します。
標準の表記法では、結果はm = (MOD結果) (mod n)として表されます。たとえば、MOD(23,10)の結果は23 = 3 (mod 10)として表されます。
剰余演算は「時計算術」ともいい、ある値、つまり「法」に達した後の数をどのように「巻いて行く(ラップする)」かを説明する考え方です。普通の時計で考えてみると、法は12で、12時間をいくつ足していっても、針は常に同じ位置となります。
剰余演算は数論的に重要です。多くの数が特定のMODで同じ値となるため、これを使用して非常に大きな数の計算を簡単にすることができます。剰余演算は、抽象代数学、暗号化、コンピュータサイエンス、および視覚芸術や音楽などで重要な役割を担っています。