この関数を使用するには、を選択します。
負ではない整数nの階乗は、1~nまでの連続する整数値の積です。表記!は階乗を表します。例:5! = 1 * 2 * 3 * 4 * 5 = 120。定義では、0! = 1となります。
構文
FACTORIAL(number of items)
number of itemsには、0以上を指定する必要があります。列または定数を入力できます。欠損値は使用できません。
例
計算機の式 |
結果 |
FACTORIAL(6) |
720 |
用途
階乗を使用すると、次の計算を実行できます。
- 確率。二項実験(すべての試行は2通りの結果のいずれかになる)で特定の成功数を観測する確率など。たとえば、ある薬が患者の90%に対して効果がある場合、サンプル中でこの薬を使用する5人すべての患者が薬に反応する確率は、5!/(5!0!) (0.9)5(0.1)0 = 0.590、つまり59%です。
- 順列。セット内の要素の可能な並べ方の数。たとえば、3つの項目のセットを並べる順序は、3!、つまり6通りあります。順列は、コンピュータのセキュリティおよびデータの暗号化において重要です。