知覚区分数とは

知覚区分数は、測定した特性の差を検出する測定システムの能力を表すために、ゲージのR&R分析で使用される基準です。知覚区分数は、製品変動の範囲内にある重複していない信頼区間の数を表します。また、知覚区分数は、使用中の測定システムが工程データ内で識別できるグループ数を表します。

Minitabでは、部品の標準偏差をゲージの標準偏差で割り、それに1.41を掛けて、知覚区分数を算出しています(1.41はに等しい)。次に、この値が切り捨てられます。値が1未満の場合、Minitabでは知覚区分数が1に設定されます。したがって、計算される知覚区分数は測定される部品の変動と測定システムの変動の比によって決まります。

知覚区分数のガイドライン

Automobile Industry Action Group(AIAG)が発行した測定システム分析マニュアル1では、5つ以上のカテゴリがあれば、許容できる測定システムであるとされています。

通常、知覚区分数が2未満の測定システムは、部品の区別ができないため、工程管理に使用できないと見なされています。知覚区分数が2の場合、部品を「高」と「低」というような2グループにのみ分けることができます。知覚区分数が3なら、データを「高」、「中」、「低」というような3グループに分けることができます。

知覚区分数が足りない例

10個の異なる部品を測定し、Minitabで知覚区分数が4と報告されるとします。これは、測定システムで一部の部品の差が検出できないことを意味します。ゲージの精度を上げると知覚区分数が増えます。

知覚区分数に基づいて異なるシステムが必要な例

バッチ工程用に異なる薬品を計量したとします。配合には薬品Aが4000g、薬品Bが75g、薬品Cが2g必要です。すべての計量に増分が5gの秤を使った場合、薬品Aの計量には問題はありませんが、薬品Bと薬品Cの計量には十分な精度を期待できません。したがって、薬品Aを計量する秤は許容できる知覚区分数を持っています。これは、許容できる重量の変動(3080g~4020g)が、秤そのものに起因する変動よりもずっと大きいためです。

1 Automotive Industry Action Group (AIAG) (2010). Measurement Systems Analysis Reference Manual, 4th edition. Chrysler, Ford, General Motors Supplier Quality Requirements Task Force
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