変数抜取検査(作成・比較)の主要な結果を解釈する

変数抜取検査計画を解釈するには次のステップを実行します。

ステップ1:サンプリング計画のサンプルサイズと受入基準を判断する

受入サンプリング計画を作成する時、製品の1ロットから何個検査するかを決め、いつサンプル測定値に基づいてデータのロットの受入可否を行うかを決めます。

ロットサイズ、AQL、RQL、製造者リスク(α)、消費者リスク(β)の仕様、工程の仕様を用いて、Minitabは特定のサンプルサイズおよび限界距離を示した適切なサンプリング計画を決定します。

限界距離とは、Minitabがサンプルロットの合格/不合格を決めるためにサンプル平均および規格限界と比較する値をです。

サンプルの測定値を集めた後、平均と標準偏差から算出されたZ値を限界距離と比較し、ロット全体の受入可否を判断します。

ロットの標準偏差が最大標準偏差(MSD)より小さい場合で、(平均 – 下側規格) / 標準偏差 ≥ 3.55750という条件が満たされていればロット全体を合格にします。
生成された計画 サンプルサイズ 104 限界距離 (k値) 3.55750 Z.LSL = (平均 - 下方規格)/標準偏差の経験値 Z.LSLがk以上の場合はロットを合格とし、それ以外の場合は不合格とします。
主要な結果:サンプルサイズ、限界距離

これらの結果では、サンプルサイズは104です。製品のロット全体から104個を抜き取ります。Minitabは限界距離を3.5570とするために、下側仕様限界0.09インチを用います。

上側規格が分かっている場合、その基準も考慮する必要があり、(上側規格 – 平均) / 標準偏差 ≥ 3.55750という条件が満たされていれば合格にします。これらの条件の両方が満たされる必要があります。満たされていない場合は、ロット全体を不合格にします。

ステップ2: 代替計画のロットの合格/不合格の確率を比較する

抜取検査計画を作成したら、サンプルサイズと限界距離を変えて全体のサンプルサイズを小さくすることができます。

サンプルサイズか限界距離、または両方を変化させることで計画を比較し、検査計画のリスクがどのように変化するか調べることができます。

変数抜取検査 - 作成/比較

100万個あたりの不良品数におけるロット品質

方法 下側規格 (LSL) 0.09 標準偏差の経験値 0.025 ロットサイズ 2500 合格品質水準 (AQL) 100 不合格となる品質水準 (RQLまたはLTPD) 300
ユーザー定義の計画を比較 100万 サンプ 個あた ルサイ 限界距 りの不 不合格 ズ(n) 離 (k) 良品数 合格確率 確率 AOQ ATI 50 3.5575 100 0.873 0.127 85.6 360.4 50 3.5575 300 0.187 0.813 54.9 2042.6 75 3.5575 100 0.919 0.081 89.1 271.3 75 3.5575 300 0.138 0.862 40.1 2165.8 100 3.5575 100 0.947 0.053 90.9 227.5 100 3.5575 300 0.104 0.896 30.0 2250.3 104 3.5575 100 0.950 0.050 91.1 223.2 104 3.5575 300 0.100 0.900 28.6 2261.3
平均出検品質限界 (AOQL) 100万個あ サンプル 限界距 たりの不 サイズ 離 (k) AOQL 良品数 50 3.5575 96.8 148.3 75 3.5575 101.0 141.9 100 3.5575 104.2 140.1 104 3.5575 104.6 140.0 Z.LSL = (平均 - 下方規格)/標準偏差の経験値 Z.LSLがk以上の場合はロットを合格とし、それ以外の場合は不合格とします。
主要な結果: 合格確率、不合格確率

サンプルサイズ104、限界距離3.5575の計画は、AQLで目標αリスク5%、RQLで目標βリスク10%に最も一致します。サンプルサイズを少し減らして100個にした計画も、この目標リスク水準に一致します。

サンプルサイズ75、限界距離3.5575の計画にも、許容リスクがあります。ただし、サンプルサイズが50で限界距離が3.5575の場合、AQLでの合格確率(0.873)は低すぎ、RQLでの合格確率(0.187)は高すぎます。

抜取検査グラフは、抜取検査を視覚的に比較するのに役立ちます。

この結果では、サンプルサイズを104から100に減らすことを容易に決断できる可能性があります。AQLとRQLの合格確率の変化は、0.5%未満です(0.95 – 0.947)。サンプルサイズを75に減らしたり、分析を再実行して75~100のサンプルサイズを選択したりすることを決断できる可能性もあります。

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