重ね合わせ等高線プロットの主要な結果を解釈する

1つ以上の応答変数の予測平均の範囲が許容範囲内の領域を視覚化するには、重ね合わせ等高線プロットを使用します。複数の応答は、単一の応答よりも扱いが複雑です。ある応答にとっては最適な変数値でも、別の応答にとっては最適からほど遠いかもしれません。重ね合わせ等高線プロットを使えば、すべての応答を考慮し、妥協点となり得る領域を判別することができます。

各重ね合わせ等高線プロットは、連続変数のペア(X軸とY軸に1つずつ)からなります。3個以上の連続変数がある場合、追加の変数は固定水準に保たれます。すべてのカテゴリ変数は、1つの水準に保たれます。そのため、等高線プロットは対象外の変数の固定水準でのみ有効です。固定水準を変えると等高線も変化しますが、この変化は場合により非常に大きなものとなります。

重ね合わせ等高線プロットを見ると、白いエリアがあるのが分かります。これは、実現可能領域と呼ばれるものです。この実現可能領域は、2つの連続変数で形成されたエリアであり、その他のすべての変数が固定された場合に、各応答の適合値がそれぞれの等高線内に収まるようになっています。

等高線のセットは、適合応答の許容される値の軸を定義します。実線の等高線は下限で、点線の等高線は上限です。各応答の等高線は異なる色で表示されます。

Minitabが表示する適合応答値の種類は、モデル内の応答変数の種類によって変わります。Minitabは、以下の種類の適合値を表示します。
  • 長さや重さなどの、連続測度が含まれる応答変数の平均。
  • サンプルごとの欠陥数などの、ポアソン分布に従うカウント数が含まれる応答変数の平均。
  • 合格・不合格などの、2つの可能性がある結果が含まれる応答変数の確率。
  • 変動性の分析を使用して適合されるモデルの標準偏差。

混合計画の結果を解釈する方法の詳細については混合計画を持つ重ね合わせ等高線プロットの例を参照してください。

ヒント

このプロット上の予測変数の値とデータ点の応答に注釈を付けるには、フラグを立てるを使用します。フラグを立てるには、プロットを右クリックして、表示されるメニューのフラグを立てるを選択して、注釈をつけるプロット上のデータ点をクリックします。予測を使用してこれらの点が異常かどうかを判断し、予測の精度を評価します。

主要な結果:重ね合わせ等高線プロット

このプロットでは、強度、密度、対日照量は応答変数です。技師は、許容できる境界内に分布するすべての3つの応答変数の値を生成する射出温度と射出圧力設定を探します。

射出温度と射出圧力はそれぞれ、y軸とx軸にプロットされます。材料は、製造1に固定されるカテゴリ変数です。冷却温度と応答測定時の温度はそれぞれ、35とおよそ21.5に固定される連続変数です。

プロットの白いエリアは、その他の3つの変数を固定値として、すべての3つの応答変数の適合値を満たす射出温度と射出温度の値の組み合わせを表示します。したがって、この領域に含まれる射出温度と射出圧力のどの変数の設定を使用しても、許容される平均応答を持った製品ができます。

重ね合わせ等高線プロットを応答の最適化機能と組み合わせて使用して、各変数の最適な設定を見つけることができます。

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