概要

Minitab 18入門ガイドでは、Minitabで最も一般的に使用される機能およびタスクを紹介します。

ほとんどの統計分析は、いくつか順を追って行う必要があります。その一連の手順は、背景にある専門知識や対象とする分野によって決まっていることが多いです。第2章から第5章では、次の手順に沿って説明します。
  • グラフを使用してデータを調べる
  • 統計分析を実行する
  • 品質を評価する
  • 実験を計画する
第6章から第9章では、次の手順について説明します。
  • ショートカットを使用して今後の分析を自動化する
  • 結果を表示する
  • ワークシートを準備する
  • Minitabをカスタマイズする

ストーリー

ある企業が書籍をオンラインで販売しており、3つの地域に配送センターがあります。それぞれの配送センターでは、注文の入力と処理のために、異なるコンピュータシステムが使用されています。この企業では、最も効率的なコンピュータシステムを特定し、そのコンピュータシステムを各配送センターで使用したいと考えています。

Minitab 18入門ガイドを通じて、各配送センターからのデータを分析しながら、Minitabの使い方を学びます。グラフを作成して統計分析を実行し、最も効率的なコンピュータシステムがある配送センターを特定します。その後、その配送センターからのデータに焦点を当てます。最初に、管理図を作成して、配送センターの配送プロセスが管理されているかどうかを検定します。次に、工程能力分析を実行して、配送プロセスが規格限界内で機能しているかどうかを検定します。最後に、計画実験を実行して、これらの工程を改善する方法を決定します。

また、セッションコマンドや、レポートの作成、ワークシートの準備、Minitabのカスタマイズを行う方法についても学習します。

Minitabユーザーインターフェイス

分析を開始する前に、Minitabを開いてMinitabユーザーインターフェイスを確認します。Windowsタスクバーで、[スタート] > [すべてのプログラム] > [Minitab] > [Minitab 18]を選択します。

デフォルトでは、2つのウィンドウが表示され、1つのウィンドウが最小化された状態でMinitabが開きます。
セッションウィンドウ
セッションウィンドウには、分析の結果がテキストフォーマットで表示されます。また、Minitabのメニューを使用するかわりに、このコマンドラインペインにセッションコマンドを入力することもできます。
ワークシート
スプレッドシートに似たワークシートは、データを入力および配置する場所です。複数のワークシートを開くことができます。
Project Manager
3つ目のウィンドウであるProject Managerは、ワークシートの下で最小化されています。

プロジェクトとワークシート

プロジェクトでは、データの操作、分析の実行、グラフの作成を行うことができます。プロジェクトには、1つまたは複数のワークシートがあります。

プロジェクト(.MPJ)ファイルには、次の項目が保存されます。
  • ワークシート
  • グラフ
  • セッションウィンドウ出力
  • セッションコマンド履歴
  • ダイアログボックス設定
  • ウィンドウレイアウト
  • オプション
ワークシート(.MTW)ファイルには、次の項目が保存されます。
  • データの列
  • 定数
  • 行列
  • 応答変数のモデル
  • 計画対象
  • 列の記述
  • ワークシートの記述

データ、グラフ、ダイアログボックスの設定、オプションをすべてまとめて保存する場合は、作業情報をプロジェクトファイルとして保存します。データのみを保存する場合は、ワークシートファイルを使います。同じワークシートファイルを複数のプロジェクトで使用することができます。ワークシートには最大4,000列を含めることができます。プロジェクトに含めることができるワークシートの数は、コンピュータのメモリによってのみ制限されます。

データ型

ワークシートには、次のデータ型を使用できます。
数値データ
数値(264や5.28125など)。
テキストデータ
文字、数値、スペース、および特殊文字(Test #4やNorth Americaなど)。
日付/時刻データ

日付(Mar-17-2013、17-Mar-2013、3/17/13、17/03/13など)。

時刻(08:25:22 AMなど)。

日付/時刻(3/17/13 08:25:22 AMや17/03/13 08:25:22など)。

ワークシートを開いて確認する

何も入力されていない新規ワークシートをいつでも開くことができます。また、Microsoft Excelファイルなどのデータが含まれている1つまたは複数のファイルを開くこともできます。ファイルを開くと、そのファイルの内容が現在のMinitabプロジェクトにコピーされます。プロジェクトを開いている最中にワークシートに行った変更は、元のファイルには影響しません。

3つの配送センターのデータは、ワークシート配送データ.MTWに保存されます。

場合によっては、分析を開始する前にワークシートを準備しなければならない場合があります。詳細は、ワークシートの準備を参照してください。

  1. サンプルデータを開く、配送データ.MTW.

データは、「変数」とも呼ばれる列ごとに並べられます。列の番号と名前が列の一番上に表示されます。

このイメージには、数値、テキスト、日付/時刻データのあるMinitabワークシートが表示されています。

ワークシートのそれぞれの行は1つの書籍注文を表しています。列には、次の情報が含まれています。

  • センター: 配送センターの名称
  • 注文: 注文の日付と時刻
  • 到着: 配達の日付と時刻
  • 日数: 配達日数
  • ステータス: 配達ステータス

    時間通りは、配送した書籍が予定どおりに配達されたことを示します。取り寄せ注文は、書籍が在庫にないためにまだ書籍を配送できないことを示します。遅延は、配送した書籍が受注から6日以上経過して配達されたことを示します。

  • 距離: 配送センターから配達先までの距離

次の章の内容

ワークシートを開いたので、Minitabの使用を開始する準備が整いました。次の章では、グラフを使用してデータの正規性を確認し、変数間の関係を調べます。

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